爺々 寝た?(時事ネタ)

爺々ネタ 等を気が向いたときに~

「これ何? 功徳 」

「これ何? 」:天に生まれる
 
「公園をつくり、林を拓き、道を造り
 荒野に井戸を掘り、悪路に宿を建てる。
 この功徳を積み、人の道に従い、
 規律を守る人は天に生まれる。」 (釈迦)
 
 お釈迦様はこのように仰っておりますが、
現代に当てはめると、ややもすると矛盾点が
出てきているように感ぜざろう得ません。
 
 熊が出没する。
 林を切り拓き、公園をつくり、道を造り、
悪路に宿を建てる等の人の行為が、熊の生息域を
浸食してしまったのでしょう。
 
 人の事ばかりに囚われずに、自然との調和に
こころを配る事が早急な課題として提示されて
いるような気がしています。
 
 自然との調和を本気で考えなければ、
人は「天に生まれる」ことなどできないでしょう。
 
 *柿の木に 登りし熊の 爪の跡
      2020.10.27.moai291

「これ何? 論争 」

「これ何? 」:論争と称賛
 
「集会の中で論争する者は、賞賛を求めて
 心おだやかならず。
 負けると気落ちして、人のあら捜しをするくせに、
 自分が論難されると怒る。」 (仏陀
 
 いわゆる「ディベート」では、勝ち負けを
競うような面もあるが、意味もなく怒った者は
敗者である。
 
 誰しも賞賛を望まない者などいない。
物事を理論的に考えず、感情に流されると
つい闘争的になってしまう。
 
 議論は、勝ち負けが大切なのではなく、
お互いの主張を、今後どう生かすかという
視点が大切なのでしょう。
 
 変にプライドが強すぎて、物事を理論的に
考えず、感情に流されると何の成長もない。
 
 * 秋の空 雲ひとつなし 海も碧
               2020.10.25.moai291

「これ何? 寿命 」

「これ何? 」:食を摂らば
 
「つねに自ら気をつけて、量を知って
 食を取るのが良い。
 そうすれば苦しみが少なく、老いることが遅く、
 寿命を保つだろう。」 (釈迦)
 
 人生100歳時代ともいわれ、寿命は確かに
近年伸びてきているようです。
 
 しかし、その昔の高名な上人様達は、
現代から見ても長生きの方々が多い。
 
 親鸞上人:90歳
 蓮如上人:85歳
 法然上人:78歳
 
 つねに自ら気をつけて、量を知って
食を取ってきた結果なのでしょう。
 
 現代においては、何に気をつけて食すのか
今一度考えさせられます。
 
 食品添加物等が全て「悪」と言うことでも
ないのでしょうが………
 
* 紅葉や 向けるカメラは クラシカル
            2020.10.23.moai291

「これ何? 真理」

 「これ何?」:疑惑=宗教的な疑問
 
「私は世の中の誰ひとりをも疑惑から
 開放させようと努力はしない。
 しかし最上の真理を知るならば
 汝はそれによって自分でこの煩悩の
 激流を渡る事が出来よう。」 (仏陀
 
 仏陀は、宗教的な疑問の解決の手助けは出来ても、
それ以上の事は出来ない。
 なぜなら、その解決は自身で解決すべきものであると
説いています。
 
 現代においても、どんなに良い先生に師事しても
当人の理解力が不足していれば、その教えは
正確には伝わることはありません。
 
 何事に対しても、まず自身の理解力をつけて
おくことが、問題解決の基礎となるのでしょう。
 
 真理は、自分で知るほかに道はないと言うこと
なのでしょう。
 
* 羽ばたかず 風に乗る鷹 空に消ゆ
                2020.10.21.moai291

「これ何? 随う(したがう) 」

 「これ何? 」:善悪
 
「人の心、元より善悪無し。
 善悪、縁に随っておこる。」 (道元
 
 人間の心の本性は、生まれた時から
「善」とか「悪」とかに決まっているものではない。
 
 家庭、学校、職場などの人間関係で
良くも悪くもなり得ると教示しています。
 
 確かにその昔、悪さばかりをしていた者が、
善人になっている例は、数えきれません。
 また、その逆もしかりです。
 
 自身も「他者の生活環境に影響を与える者」であると
自覚(認識)すれば、そんなにおバカなことばかりを
出来るはずはないのでしょう。
 
 さて、「我(吾)」はどうだったのでしょうか。
(まるで他人事みたい… イャ~ 参ったなぁ~ )
 
  *  一休み 神社うら道 秋遍路
           2020.10.19.moai291