爺々 寝た?(時事ネタ)

爺々ネタ 等を気が向いたときに~

「これ何? 三毒 」

「これ何? 」:吝嗇(りんしょく)
       ひどく物惜しみすること。
 
「柔和をもって怒りに勝ち、
 善をもって悪に勝ち、
 施しをもって、吝嗇に勝ち
 真実をもって虚言に勝て。」 (仏陀
 
 三毒「貪(トン)・瞋(ジン)・痴(チ)」は
人間の煩悩の代表である。
 
 柔和な心で怒りを抑え、善の心で
悪を寄せつけず、施しを行う心を失わず
真実を追求するのが、一つの生き方であると
仏陀は教示しています。
 
 昨今、あらゆる方面での「虚言」の多さが
気になります。私だけでしょうか………。
 
 * 古希近し 流るる雲は 秋の色
               2020.10.13.moai291

「これ何? 欲望 」

 「これ何? 」:貨幣の雨
 
「たとい貨幣の雨を降らしても、
 欲望の満足することはない。
 快楽の味わいは、短くして苦痛であると
 悟るのが賢者である。」 (仏陀
 
 仏陀は、財産、富を享受することを
否定はしていません。
「度を過ぎた欲望」と、それによる「享受の災い」を
説いています。
 
 「度を過ぎた欲望」とは言っても、それは人
によって、差異もあろうかと考えられます。
 
「吾」にとっての「節度」とは、いったい何なのかを
今一度深く考える必要がありそうです。
 
 * 赤蜻蛉 ドローン超えて 高く飛べ
         2020.10.11.moai291

「これ何? 衆罪 」

  「これ何? 」:無始
 
「われら懺悔す。無始よりこのかた
 妄想にまとわれて衆罪をつくる。」 (覚鑁
 
 人はライバルがいると、「あんな奴死んじまえ」
などと呟くものが多くいます。
人間がつくる妄想の罪の一つと考えられます。
 
 「無始」よりと言うのは、全ての人間が共有している
妄想だからです。
 
 これらを懺悔することが、真に人間らしく生きることに
つながると、「覚鑁上人(真言宗の中興の祖)」は教示しています。
 
 本当に憤った時には「あんな奴死んじまえ」と思う事は
ままあります。
 一時の憤りと考え、冷静に所作を自身で分析するよう
つとめることが大切なのでしょう。
 
 * 新スーツ 仕付け糸あり 秋凉し
      2020.10.08.moai291

「これ何? 背く 」

「これ何? 」:差別・排除
 
「他を差別しないことは、自他ともに違いが無いこと。
 我にもそむかず、他にもそむかないこと。」道元
 
 各々の人間関係において、互いの人格を尊重すれば、
係争はなくなると思われます。
 夫婦間・親子間から社会組織間まで ………。
 
 自分の意見に反するものを、自分に「背く者」として
組織等から排除しょうとする者がいます。
 互いの人格を尊重すれば、このような事には
ならないはずです。
 
 これらの人は、反対意見を述べてくれる人こそ重要であると
言うことがわかっていないのでしょう。
(学術会議の会員の任命拒否をした人もそうなのでしょうか。)
 
 * 案山子泣くや 不毛の田の北風に
       2020.10.06.moai291

「これ何? 咎 」

 「これ何? 」:自制心・自省心
 
 「人には多くの咎がある。
  自ら悔い、すぐに心を制しなければ、
  罪の身に来ること、水が海に帰り、
  増えるがごとし。」 (四十二章経)
 
 「日々の生活で人と接して生きていくうえで、
 「咎」をつくらない人など、いないと思われます。
 
 「咎」をつくる事は、やむを得ない面もありますが、
 これをいつまでも改めないと、その負の遺産
 二倍にも三倍にもなって自身にかえります。
 
 つねに自制心・自省心をもって生きていく
心がけが大切と言うことなのでしょう。
 
 *朝食の 器の絵柄 麦の秋
     2020.10.04.moai291