「これ何? 一同に知る 」
「これ何?」:死するならい
「人は生まれて死するならいとは、
智者も愚者も上下一同に知り候らえば、
始めてなげくべし、驚くべしとはおぼえぬよし、
我も存じ、人に教え候らえども、
時にあたりて夢か幻か、いまだわきまえがたく候。」
(日蓮)
人として生まれた以上は、必ず何時かは「死」が来る
ということは、誰もが知っています。
しかし、智者も愚者(凡夫)も、いつか来る「死」を
真正面から見つめる事を避けている傾向があります。
常日頃から「死」を見つめて生き続けていく事が
必ずしも良い事とは限りませんが、命と言うものに
機会あるごとに正面から向かい合うことも必要なのでは
ないのでしょうか。
そうはいっても「吾」は、これに正面から
向き合ったことはありません。
死の間際で、ジタバタしている自分が見えるようです。
* 口が先 今日も新酒を 迎え撃ち
2020.09.28.moai291